自己評価をどのように活用するのか

「介護サービス評価プログラム」は、介護サービスを提供している事業所がサービス提供等の運営状況について自己評価を通じて分析し、自ら介護サー ビスの改善を図ることと併せて、利用者がサービスを選択する際に評価結果を有効な情報として活用していただくことを目的として平成13年度に開発されまし た。

 

事業所にとって重要なことは、評価を受けたままになりやすい評価結果をどのように活用していけば良いのかということです。評価結果を受け止めて、改善のための明確な目標を設定し、アクションプログラムを作らなければ、サービスの質を高めることはできません。

 

社団法人かながわ福祉サービス振興会(現:公益社団法人かながわ福祉サービス振興会)は、平成13年度に評価を受けた事業所にサービスの専門家を派遣し、ヒアリング調査を実施しました。その結果、 評価結果を上手に活用している事業所もあれば、あまり活用していない事業所もあり、評価結果をいかに活用するかが、課題であることが判明しました。

 

また、評価結果を公開している事業所に対して、利用者やケアマネジャーをはじめとする地域からの反響がほとんどなく、「せっかく評価結果を公開した のに、メリットがない」という声も聞かれました。平成13年度当時は、評価事業に対する理解や活用がまだ十分ではなく、今後、行政や市民、事業者が一緒に なってサービスの質の向上に向けた取り組みに評価の有効性を広く、知っていただく必要があることを痛感いたしました。

 

平成23年度から、「介護サービス評価プログラム」を実施してから10年目を迎えるに当たり、継続して受審して下さっている事業所の皆様の評価得点が 非常に高くなったこともあり、この際『事業所自己評価項目』を無料公開し、今まで「自己評価」に取り組んでいなかった事業所の方や職員の方、どなたでも気 軽に「自己評価」に取り組んで頂けるようにいたしました。まずは、『評価』とはどのようなものか?をしっかりと理解していただき、そのうえで、「自己評 価」に取り組まれ、普段の業務やサービス内容の向上に活かしていただけると幸いです。なお、この「自己評価」結果は、『介護サービス情報公表』の「自己評 価の実施:2-5-2-(2)」にチェックをつけることが可能です。提出書類としてもご活用ください。